IT化が進みプログラミングの重要性が高まっていますが、そもそもプログラミングとは、よく分からないという人もいるのではないでしょうか。
普段触っているスマートフォンやパソコンなど、様々なアプリはプログラミングという技術で作られていますが、一体プログラミングとは何なのかについて分かりやすく説明しています。

聞いたことのある程度で具体的によく分からない人は、ぜひプログラミングの全体像を掴んでおきましょう。

プログラミングとは

身近な例でいえば、スマホやパソコンにインストールされているWindowsやMac。また、テレビのリモコンや、車のエンジン、また自動ドアなどにも、プログラムが使われています。多くの電子機器がプログラムで制御されていますし、どんな製品開発にも今はプログラムが用いられます。

逆にプログラミングが関わっていない製品を探す方が、現代では難しいくらいですね。

プログラミング言語の歴史

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プログラミングが始まった時は、計算用の言語が主流でした。Fortran、COBOLがそれにあたります。Fortranは計算用に開発されただけあり、今でも銀行や研究の分野で現役で活躍しています。

その後に登場したのが、コンパイル言語と呼ばれる言語。C言語というものを聞いたことがあるかも知れませんが、このC言語はコンパイル言語の一種です。CはUNIXというシステムの開発に用いられ、一世を風靡しました。このCに上位機能を持たせたのがC++、さらにJAVAが誕生し、多くのアプリケーションが作られています。

80年代後半に入ると、スクリプト言語と呼ばれるプログラミング言語が登場しました。最初は難しいコンパイル言語を、かんたんにしたものという認識が強かったスクリプト言語。しかし、テキストに強いという特徴を持っていて、ホームページ開発に使用されるWeb言語と相性が良いため、どんどん開発が進みました。スクリプト言語にはPerl、PHPなど、Pで始まるものが多く、C言語と対比してP言語と呼ばれるグループがあります。

これらの言語は今でもさまざまな分野で活躍しています。

現在使われている主な言語

プログラミング業界の最近のトレンドは、Webサービス、スマホアプリだけでなく人工知能やハードウェアなど多岐にわたります。これらに使われる言語は、HTML、CSS、JavaScript、PHP、Pythonといったもの。

HTMLやCSS、JavaScriptはWeb(ウェブ)系言語と呼ばれ、あなたが見ているホームページは、この言語で構成されています。ホームページ作成では、HTMLで基本的な枠組をつくり、CSSでデザインして、JavaScriptで動きを表現しています。

Internet ExplorerやGoogleChromeといった、ブラウザというアプリケーションを使うと、これらのプログラムを動かすことができるようになります。

対してPHPやPythonは、あなたの使っている一般的なパソコンではなく、サーバーと呼ばれるコンピュータ内で動作する言語です。RubyやScalaも同じく、サーバー側で動く言語。これらの言語は、ホームページを作るだけでなく、複雑な動作を実現することができます。

たとえばScalaは、Amazonのシステムで使われていますし、Pythonは人工知能の開発で用いられています。データベースとの相性が良いため、社内システムや管理システムの開発もこれらの言語で行われることがあります。

これからは、プログラミング学習が必修科目になります。それくらい身近な存在となったプログラミング言語。ぜひ身につけていきましょう。